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目的

2月に開催されるミニバス金沢市新人大会及び交歓会の抽選会が行われました。

いよいよ6年生は最後の公式戦となります。悔いのないよう、持てる力を存分に発揮して欲しいと思います(^-^)

さて、抽選会後にジュニアスポーツ指導者講習会ということで、金沢工業大の青木教授の講演を聞くことができました。

くしくも、桜ノ宮高校のバスケ部の体罰事件の折、良いタイミングでしたね♪その話にも触れていらっしゃいました。人として悪いことを行った者に与えるもの、それが体罰。しかし、バスケが下手だ、早く走れないといったことは悪いことではない。それに対する体罰は体罰ではなく、暴力である。

確かにその通りだと思いました。善悪の判断基準がとても重要であることを再認識しました。

講演の中で一番考えさせられたことは、指導者は何のために子どもたちを指導するのか?その目的です。自分自身、今まで考えたこともありませんでした。

バスケを通して、何を伝えていくのか?ここが曖昧でした。バスケはそれぞれの人生の中ではオイルのようなもの。バスケの好きな人にとっては人生を豊かにしてくれます。しかし、バスケで飯を食っていける人はほとんどいない。このような現実の中で指導者はその目的をもう一度見つめる必要がありますね。

青木教授は、子どもたちの「いつ」のために指導しているのかをしっかり考えるべきだと。そして、願わくば子どもたちが自立したときのためにであればと。理由は前述の通り。

結果はあくまで大きな目的の中の目標、手段であるのではないでしょうかというお話に共感です。

結果にこだわり過ぎる。はたして誰のための結果なんでしょう?バスケの中で暴力を行使する指導者の自己満足かもしれませんね。

ここんとこ、体罰について考えさえられましたが、バスケに限らずスポーツの指導の中での体罰はやはり暴力かなと自分では結論づけつつあります。殴られたくないという恐怖から逃れることを第一に考えるようになれば、そこで成長を阻害してしまうと思います。自分はこれからも手は出さないことを貫いていきます。

自分がそのような環境で育ったので、多少許容する部分もありましたが、その自分の意識こそ変える必要があると思いました。

明確な目的は今すぐ言葉にできませんが、子どもたちができることを一つずつ増やしていくことに喜びを感じてもらい、それが自己満足になるよう、そして子どもたちの糧になるよう、子どもたちと向き合っていきたいです。

今日は、目から鱗でした。
by papakura | 2013-01-19 23:29 | ミニバス